ゲリラ的に打ち上げられた花火もありましたが、密状態を避けるために、場所と時間は非公開でした。
華やかで、でも瞬間で消えてしまうため、それが儚げな感じです。
なので、ふと寂しさを感じる瞬間もあるのかも。
特に線香花火だと、そんな感じもします。
夏の夜限定の風物詩、蛍もそう。夏ならではの夜の光です。
種類的には源氏、平家、姫とあります。
殿方と姫君、何かとても日本的で、名前からして奥ゆかしい感じがします。
蛍の光は、夏の夜の求愛のための光だそうです。
光での愛情表現を、光で答える。
なんて素敵な、ア・イ・シ・テ・ルのサインなのでしょう。
ドリカムの曲でも、そんな光でのサインがありました。
とにかく短い間の命がけの恋、だからより輝いて見えるのかも知れませんね。
短い命だからより輝く。
だから、一般的に一夏の恋とは短くも情熱的なのかも知れません。
「夏の夜の夢」シェークスピアの喜劇作品でもありましたが。
ドタバタ喜劇の末の、ハッピーエンドの話です。
劇付随曲として、メンデルスゾーンの「結婚行進曲」もあまりにも有名です。
これが冬の夜の夢だったら、もっと違った悲しげな物語になっていたのかも。
夏の夜だからこそ、儚くも情熱的なイメージなのかも知れません。
来たるべく秋に備えて、夏は謳歌すべき季節なのです。
更なる冬の季節に備えて、せめて今だけは。
でも、くれぐれも羽目を外し過ぎない程度にしましょう。